アバンドハウスナカムラは東武アーバンパークライン・豊四季駅から徒歩1分の場所にあるテナントビル。整骨院や飲食店、美容室が入居している。
オーナーの中村えり子さんは、もともと点検をしていた電気主任技術者が高齢で業務の委託に不安をおぼえたことからエコテナントの導入に至った。
「前任の技術者さんには20年ほど毎月のキュービクルの点検とテナントの検針をしてもらっていました。ただ近年はかなり高齢になってきたこともあり、メーターの読み間違えや計算ミスが目立つようになりました。電気料金の請求額について疑問を口にするテナントさんや、納得できず退去された方もいて困っていたのです」。そこで電気主任技術者をしている親戚に相談したところ日本テクノを紹介され、2022年6月にエコテナントとキュービクルの保守点検サービスを導入した。
両サービスの採用でテナントの検針は自動化でき、毎月の点検は24時間の遠隔監視があるため隔月になった。一石二鳥のメリットだと中村さんは感じている。
特に自動検針サービスは数字の間違いがなく、きちんと計算された額が日本テクノからテナントへ請求される。これまで行っていた未入金の督促や金額のズレの不安などのストレスから解放される。
「1979年に建て、年季が入っていますが、とても気に入っているビルです。5月には外装の吹き付け工事を行いました。配色は散歩中に見た景色や周りの家を参考にしながら考えたものです。外装も新しくなり心機一転。もうすぐ隣には新しい集合住宅も完成します。現在空いている貸室があるので、これからこの街に住む方もすでに住んでいる方にも親しまれるような、地域に根ざしたテナントに入居してもらえるようアプローチしていきます」と、地域と所有するビルのこれからについてもにこやかに話してくれた。