埼玉県春日部市にある武里文化会館ビルは、東武伊勢崎線の武里駅西口から徒歩1分。弁当店、学習塾、有料自習室、事務所などが入居する5階建てのテナントビルだ。オーナーは東京都板橋区にある株式会社plus office代表取締役の冨山毅さん。1棟・区分マンション・店舗など計55戸の賃貸経営管理を行っている。2017年8月に初めてテナントビルを購入し、2018年1月に全空室の状態からエコテナントを導入した。
冨山さんは購入前に保安点検を依頼できる会社をインターネットで探した。「初めての高圧物件だったので電気のことはまったくわかりませんでしたが、子メーターの期限が切れていたため交換は必要だと思いました。さらに調べていくうち、子メーターの検針はオーナーまたは管理会社が行うこと、電力会社は各テナントに対して電気料金を直接請求しないことを知り、それらを代行する会社も探しました」。そこで冨山さんは、保安点検サービスとテナントビルにおける自動検針サービス(エコテナント)の両方を提供する日本テクノを見つけ、ここしかないと即決した。「電気料金システムに関する特許がある点も安心でした」。
テナントビルの電気料金の計算方法が決まっていない分、自分で管理をするのは難しいと導入前から感じていた冨山さん。早めに導入したことにより、その手間も省けた。テナント入居後も大きな問題はまったくない。「公平な電気料金であるのが何よりです。そして、私自身ビルのある春日部市へは土日しか行けないので、検針・請求業務の代行は助かります」。
また、エコテナントだけでなく、電気設備工事の際にも助けられたと話す。「いくつかの工事が必要で、そのたび工事業者が変わったりするのを日本テクノさんにうまく采配してもらえました」。こうして電気に関するほとんどの不安は解消されていった。今後もテナントが生産性を向上できるよう良質なサービスを積極的に採用し、ビルの設備を充実させていく考えだ。