東京・銀座のみゆき通りからほど近くの銀座細野ビル。有名洋菓子店や和食、フレンチ、中華など多様な飲食店6件が入居するテナントビルだ。
有限会社細野ビルが所有するこの建物にエコテナントのサービスが導入されたのは2018年。ビルを所有するようになった当時は管理会社に検針業務を委託しており費用がかさんでいたため自身で検針をするようになった。社長の細野勝也さんは当時を振り返り「各階に設置したメーターを確認し、計算と請求まですべて手作業でこなしていました。テナント側と大きなトラブルはありませんでしたが、東日本大震災後の電力逼迫がきっかけで電気料金請求額の根拠を求められるようになりました。お客様にどうにか金額の根拠を明示したいと思っていたときに知人の紹介でこのサービスを知ったんです」と話す。
管理会社に検針業務を委託するのではなく、テナントごとに設置したスマートメーターにより計量し、自動で料金を算出するため根拠が明確に提示できるところが安心できたという。また、ビル竣工後すでにテナントが入居している状態でもサービス導入が可能な点もよかったと話す。
銀座のほかに、埼玉県戸田市にある保育園やフィットネススタジオの入るビルも所有しており、ここにもエコテナントを導入した。
「フィットネススタジオは深夜にマシンの遠隔メンテナンスが入るので、オーナーとしては人がいない時間も気が抜けません。24時間体制で停電や設備異常の監視もしてくれるサービスはとても助かります。保安点検を担当する電気管理技術者も近隣の方で、設備の メンテナンスのタイミングやアドバイスもしてくれるのでありがたい」と電気設備の保安管理についても評価する。
今後も信頼のおける料金請求システムと安心の保安管理を武器にビル経営を続けていく。