東京メトロ四谷三丁目駅から近く、新宿通り沿いにある小島ビル。地域で人気のうどん店やマッサージ店、美容院など10のテナントが入っている。ビル所有会社の代表取締役である小島里恵さんが、この仕事に携わるようになったのは約13年前。もともと縫製関係の事業を営んでいた祖父が建て、経営していたビル。当時はメーターの検針、電気料金の計算、請求すべてを手作業で行い、度々計算ミスが起きていたようで、その手抜かりをなくすため、小島さんが管理業務を手伝うようになった。
「私が手伝うようになってから計算のミスはなくなりましたが、当時子育てに追われる時期だったので、毎月決まった日に行わなくてはいけない検針がとても大変でした。そんなときに日本テクノさんのテナントビル自動検針サービスができたと聞いて飛びついたんです。昔に比べて電気料金の請求額に根拠がないと嫌がるテナントさんも増えましたし、ちょうどいいタイミングでした」
日本テクノの保安管理とエコテナントサービスを導入したのは2009年。検針の自動化のほかにも、工事を含めた電気関係の業務を一貫して依頼できるようになることや前任の電気管理技術者からの切り替え手続きを代行してくれたこともありがたかった。自動検針サービス導入後は検針業務がなくなり気持ちが楽になったという小島さん。メーター購入の初期投資は必要だが、テナント利用者が正確な電気料金で安心して利用できることが一番だと考える。
「建築建材関係の展示会には必ず足を運ぶようにしています。新しい技術やアイテムは積極的に取り入れて、テナントにフィードバックすることで長いお付き合いが見込めますからね」と話す小島さん。これからもテナントに寄り添ったビル経営を続けていく。