ストーンフィールドビルは千葉県船橋市のJR総武線・東船橋駅からほど近い3階建ての商業ビル。クリニックや美容院などさまざまな業種のテナントが計13件入居している。
以前は電気工事店に毎月個々のテナントのメーター検針を依頼していたが、月々の検針日が前後することで請求料金の正確さに疑問を持つテナントもいたという。医療機関であるクリニックが入居しているため、突然の停電時の対応が不安だったこともあり日本テクノに相談し、2011年に保安点検サービスとエコテナントを導入した。採用の決め手になったのは、自動検針で正確な電気料金がわかる点に魅力を
感じたこと。そのうえ、電気工事店へ支払っていた検針の手数料も削減できる。
7年前、現オーナーの石原美和さんは、家族から急遽、建物管理業を引き継ぐことになった。引き継ぎの期間は1カ月ほどしかなく、当初は不安な気持ちがぬぐい切れなかった。石原さんは「テナントに内科と整形外科が入っているので、何より停電が怖いですね。テナントさんに迷惑をかけるわけにはいかないという責任を常に感じています」と話す。だからサービス導入で最も安心できる点は万一の際、担当技術者がすぐに駆け付けてくれるところだという。
「当初は電気のことも含めて何もわからず心配だったのですが、担当の技術者さんが電気について丁寧に教えてくれるので勉強になり不安も少しずつ解消されていきました。トラブルが起こればすぐに来てくれることも、心強く感じています」。
ほかに所有している物件も複数あり、石原さんはそれらを1人で管理している。「このサービスは、テナントさんの入退去の処理も日本テクノさんにFAXを1枚送ればよいだけなので手間がかからず助かります」。
責任感の強い石原さん。電気関連の業務が楽になった分、ほかの管理業務に集中できる。それは入居者へのよりきめ細かなケアにつながっていく。