清掃業務を主とした建物の総合メンテナンスを行う太平ビル管理株式会社(本社・埼玉県杉戸町)。同社が埼玉県幸手市に所有する平屋建ての物件には、放課後等デイサービス、クリーニング店、理髪店、コインランドリーといった5つのテナントが入居する。 エコテナント導入のきっかけは、日本テクノの電力供給と電気の「見える化」を採用しているグループ本社からの紹介だ。各種サービスについて説明を受けたが、中でもエコテナントの自動検針システムに強い魅力を感じた。その理由は検針業務の煩雑さにあった。
事務所から物件までは、車で片道20分程の距離がある。検針が必要なのはこの1棟のみで、毎月そのためだけにわざわざ外出しなくてはならなかった。
「公共交通機関では行きにくい場所で車移動が必須です。いざ出向こうと思っても社用車が出払ってしまうと足を運ぶ手段がありません」と総務部経理課部長代行次長の染宮剛さんは話す。
当初は検針業務の担当者が決まっておらず、染宮さん自身も実作業に赴いたという。またメーターは外壁の高い位置にあり目盛りを確認するには脚立が必要になる。「雨の日には傘を持ち反対の手で曇って読めなくなったメーターを拭きながら検針しました」。そうした気の重かった作業がエコテナント導入後はすべて必要なくなった。業務改善への貢献度は大きいと実感している。
「それだけではなく、請求金額の明確化も大きなメリットです」と染宮さんは言う。検針した使用電力量を正確に按分するのも細かな神経を使う手間のかかる作業だった。算出した電気料金は家賃と合算して各テナントに請求していた。
「あるとき、請求額がいつもより高いのはどうしてか、賃料が上がったのか、という問い合わせがありました。単純に電気を使った量が増えた結果の金額だったので、そのときは検針した使用電力量と電気料金の単価がわかる資料を用意して納得してもらえました」
自動検針により、テナントに提示される毎月の請求内容は明確になった。導入後は電気料金に関する問い合わせは一度もないと染宮さんは笑みを浮かべた。
煩雑な作業から手が離れ、請求金額の明確化もかなった今、これまで続けてきた健全な管理業務に、より力を傾けられる。

















































