九州最大級の繁華街・天神エリア(福岡市中央区)にあるWITH天神は、ライブハウスやナイトクラブ、飲食店など6件が入居する地上5階地下1階のテナントビルだ。
ビルを所有する株式会社福一不動産は不動産の売買・賃貸の仲介に加え、中洲エリアの飲食店を中心に700件以上の物件を管理している。
事務所からビルまでは徒歩20分弱。エコテナントの導入前は担当の従業員がその距離を移動し、検針業務を行っていた。電気の使用量を確認する子メーターはそれぞれの室内にあるので、不在のテナントがある場合などタイミングが合わなければ、何度も足を運ぶ必要があった。その作業に追われ、ほかの業務に支障をきたすこともしばしばだったという。
取締役の古川紀嘉さんは従業員の労働環境を整える立場。検針に時間を取られ苦労するスタッフの状況を何とかしたいと頭を悩ませていた。
それを解決できたのが2022年。エコテナントの自動検針サービス導入だ。「検針業務から請求書の発行まで一括して代行してもらえると聞き即決しました」。
これを決めたときの日本テクノとの商談は、当初はキュービクルの保安点検についてだった。検討を進めていたとき、契約中の電力会社から料金の大幅な値上げを告げられた。そこで、保安点検とともに電力供給もトータルで依頼する方向に切り替えた。
そうなるとテナントビルの検針方法にも変更を要するのではと危惧し、たずねたところ、エコテナントというサービスがあることを知らされた。「それなら、検針の担当だけでなく請求管理の事務職員の負担も減らせます。今では大きく業務改善が図れ、残業時間の削減にもつながりました。また、これまでは検針から請求書発行まですべて手作業だったためミスが発生する恐れもあった。その心配からも解放されました」。
日本テクノのサービスを上手に利用していきながら、古川さんは今後も、より快適な職場環境づくりを進めていく考えだ。















































