福岡県を中心に調剤薬局やドラッグストアなど116店舗(2024年7月現在)を展開する株式会社大賀薬局は、所有する2件のテナントビルでエコテナントの自動検針サービスを導入している。店舗などでは10年以上前から日本テクノで保安管理や電気の「見える化」サービスを利用していた。だがエコテナントを初めて導入したのは2022年だ。
「福岡市早良区にテナントビルを新設するので日本テクノさんにキュービクルの設置依頼をしました。その商談中、テナントの電気料金についての話題になり、エコテナントという自動検針サービスがあるのを知りました」と導入のきっかけを話すのは常務取締財務経理部長の指方邦弘さん。そこは2階建てで、1階に洋菓子店、2階に歯科医院と同社在宅調剤センターが入居する。「テナント数はさほど多くありませんが、毎月の請求は細かな神経を使う業務だとわかっていたので、とても助かりました」。
もう1件は、福岡市城南区にある大賀薬局長尾店と食品スーパーが入居するビル。キュービクル交換のときに保安管理を他社から日本テクノに切り替え、併せてエコテナントを導入した。
そこの導入前の請求業務は煩雑だった。電力会社から請求書が届くと以前の保安業者にFAXを送る。その後、業者がビルを訪問し検針を行い、按分の計算書を作成する。それをもとに請求し、入金の確認を行っていた。そして、その金額には手数料の加算はなかった。電気設備の利用に際し、適正な手数料を加えるのは一般的な商習慣だが、計算書をもとに請求していたのは純粋な電気料金だけだった。「これまで、それを当たり前に続けてきた。エコテナントの導入コンサルティングでそんな思い違いにも気づかされました」。
請求業務だけでなく、キュービクルの計画工事や保安管理について日本テクノがワンストップで提案や実施をしてくれるため、電気周りのこと全般が楽になったという。指方さんは「すべて任せておけば大丈夫という安心感は得難いものです。これからも日本テクノさんと一緒に安全・安心な店舗やビルの経営に努めていきます」と笑顔を見せた。















































